スピルリナと青汁・クロレラ

話題のスーパーフード「スピルリナ」って何?

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藍藻類の一種であるスピルリナは、約35億年前に地球上に出現した細胞微細藍藻生物です。同じく水が地球上に出現したのも、35億年前と言われています。地球が急激に冷え、植物を育て水を作り出し、やがて数多くの物質が水に溶かされ、生命誕生の環境が整えられました。

しかし、地球的に見ると、淡水は地球全体の水の中で2.5%あまりしかありません。殆どが海水なのです。更に、淡水の殆どが南極や北極の氷で、残りの0.8%が河川や湖、地下水です。そのため、淡水でなくても繁殖できるスピルリナは、絶滅せずに生きてこれたのです。

スピルリナは、全長0.3mm~0.5mmと小さい形状ですが、非常に強い生命力があります。スピルリナの由来は、螺旋状に捻じれた形状をしていることから、ラテン語でスパイラル(捻じれ)を意味するスピルリナと命名されました。高温で、水質が高アルカリ、高塩分といった非常に過酷な環境で育つことから、ミャンマーやタイなどの亜熱帯地方や、アフリカ、中南米などで多く見られます。

スピルリナには、50種類以上の健康成分が含まれています。特徴的なのは、β-カロテンが豊富に含まれている点です。比較する青汁にもよりますが、2倍~30倍のβ-カロテンが含まれています。それから、他には見られないフィコシアニンという、ブルーの色素が含まれています。フィコシアニンは、ビタミンEの約16倍の抗酸化力を持っています。

このフィコシアニンは、強い紫外線など過酷な環境下で育つ植物由来の生物が、紫外線などから身を守ろうして発生するフィトケミカルの一種です。また、スピルリナは、サプリメントや青汁としても摂取できる他に、パンや麺などに練り込むことも可能で、幅広く用いられています。

色々なサプリメントが出回っているので、どれを選べばいいのか分からないという人が多いのではないでしょうか。ビタミンやミネラルは、どれか一つだけ摂ってもダメなんです。バランスよく摂取することが大切なのですが、多種に渡って栄養素のバランスを取るのは難しいですよね。

でも、スピルリナであれば、50種類以上のミネラル、ビタミンB群、必須アミノ酸、たんぱく質など豊富な栄養をバランスよく摂ることができるんです。

 

青汁とスピルリナって見た目は似てるけど…どこが違う?

スピルリナは、その栄養価の高さから、国連の認可団体「IIMSAM(イムサム)」でも活用されています。赤身の肉にも勝る優秀なたんぱく源で、抗酸化成分も豊富に摂れることから、女性の間では美のベースサプリと話題になっています。販売されているのは、主に乾燥させた粉末そのものか、固めて固形状にしたものです。

スピルリナには、5大栄養素と言われているたんぱく質、ビタミン、ミネラル、炭水化物、脂質を始め、50種類以上の健康・栄養成分がバランスよく含まれています。美肌や、アンチエイジングに効果のあるβ-カロテンが豊富に含まれており、含有量が多いことで知られている、ニンジンの約20倍のβ-カロテンが含まれています。

スピルリナの1日の摂取量目安は、スプーンたった1杯(4g)で、1日分の緑黄色野菜を摂取することができます。気になる味は、藻類なので少し磯臭いような味がします。そのままだと若干飲みにくいかもしれませんが、青汁のような苦味や青臭さはありません。また、たんぱく質が半数を占めているため、ダイエットをする時にスピルリナを飲む人もいます。

しかしスピルリナには、食物繊維が100g中3.6gと少な目なのが気になる点です。また、スピルリナは、プリン体を多く含んでいるため、尿酸値の高い人は控えた方が良いとされています。

一方、青汁は大麦若葉、明日葉、ケールといった野菜をジュースにしたものです。葉の種類によって栄養価は少しずつ異なりますが、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンE、葉酸、食物繊維などが主に含まれています。野菜は、水と二酸化炭素と太陽の光によって光合成をすることで、葉緑体がデンプンと酸素を生み出します。そして、デンプンが糖に分解されて、野菜を成長させる栄養分となります。

スピルリナも光合成をしますが、スピルリナの場合は、光合成によってグリコーゲンを生み出します。グリコーゲンは、動物がブドウ糖を筋肉や肝臓に貯蔵しやすくするように変換した物質です。このように、見た目はどちらも緑色ですが、性質的にスピルリナは動物的な面を持っていることが分かりますね。

 

クロレラとスピルリナは同じ「藻」だけど、どこが違う?

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クロレラは、スピルリナに似ていますが、実際のところ、クロレラとスピルリナはどう違うのご存知でしょうか。クロレラも藻の一種ですが、スピルリナとは異なり、淡水中で繁殖する緑藻類です。

クロレラは、約20億年前に誕生したと言われていますので、35億年前に誕生したスピルリナよりも若いですね。クロレラの名称の由来は、ギリシャ語で緑を意味するクロロスと、ラテン語で小さいものを意味するエラから付けられたとされています。スピルリナは、毎日2倍に成長しますが、クロレラは、光合成によって、20時間で4分裂という速さで繁殖します。

クロレラは、3~8ミクロンといった小さな球体をしていて、1g中に数百億も含まれています。それだけ小さければ、消化吸収しやすそうな気がしますが、クロレラの細胞壁は硬いため、細胞壁が柔らかいクロレラよりも消化吸収に時間がかかるという欠点があります。

逆に、細胞壁が硬かったため、生き残ってこれたとも言えますね。そのため、種類によっては、消化しやすいように、細胞壁を細かく粉砕したものが販売されていますが、細胞壁が薄いクロレラを取り扱っているメーカーもあります。

それから、スピルリナが磯系の味だとすると、クロレラは青汁よりも飲みやすい抹茶系の味がします。クロレラには、必須アミノ酸を含む計18種類ものアミノ酸が含まれています。更に、ビタミン、ミネラル、クロロフィル、食物繊維などの栄養が豊富に含まれています。ミネラル成分が多いため、酸性から弱アルカリ性の体質に改善する効果もあります。

クロレラには、フェオフォルバイドというクロロフィルが生成・分解した過程でできる物質によって、光過敏症という日光アレルギーをを引き起こしたり、お腹が緩くなるなどの副作用があるとされています。また、クロレラにはビタミンKが多く含まれていることから、ワルファリンという血液を固まりにくくする薬を服用している方の摂取は禁止されています。

 

スピルリナにはどんな成分が含まれているの?

古代アステカ文明では、スピルリナをレンガのように乾燥させて、チーズと一緒に食べていたそうです。数百年に渡って、アステカ文明では貴重なたんぱく源として、スピルリナが食されてていた、と文献にも残されています。

スピルリナは、たんぱく質が60%も含まれているだけでなく、ビタミンA、K1、K2、B12、鉄、マンガン、クロムなどのビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。また、カロテノイド、γリノレン酸、酵素、フィコシアニンといった植物性栄養素も豊富に含まれています。その上、γリノレン酸の他に、オメガ3の含有量も高いとされています。

スピルリナのベータカロテンは、ニンジンの450倍、鉄はほうれん草の14倍、たんぱく質は、豆腐の7倍以上、抗酸化物質は、ブルーベリーよりも高いとされています。

スピルリナを毎日摂取することで、免疫システムの強化、細胞の健康維持、心臓や血管、眼、脳の健康までケアすることができます。また、スピルリナ特有の色素成分であるフィコシアニンは、研究結果によって血圧を下げる効果があることが分かっています。

スピルリナのような藍藻藻類を摂取すると、心臓病、糖尿病、脳卒中などのメタボリックシンドローム発症リスクを下げる効果があると言われています。ウサギを使った実験で、コレステロールの高い食事を4週間与えた後、スピルリナを4週間投与したところ、26%も総コレステロール値が減少したという研究結果も出ています。

 

スピルリナの効果が驚異的!代表的な効果は…

ダイエット

スピルリナは、運動中の脂肪燃焼を高める効果があります。高い抗酸化力と豊富なたんぱく質によって、筋肉の疲労回復と増強を得ながら、代謝をアップさせることができるのです。

スピルリナには、たんぱく質が豊富に含まれているため、ダイエットをした時に、筋肉の組織を維持して、代謝が低下することを防ぐことができます。無理な食事制限は、筋肉を分解して元の食事に戻した時にリバウンドしてしまう悲惨な結果を招いてしまいますが、スピルリナを食事に取り入れながらのダイエットであれば、健康的に痩せることができます。

 

美肌

スピルリナには、美肌に良いとされているビタミンB群やたんぱく質、ビタミンE、亜鉛などが含まれています。肌だけでなく、髪や爪を丈夫にする効果もあります。髪を丈夫にすることができるので、薄毛予防にもなります。

スピルリナに多く含まれているフィコシアニンによって、活性酸素が除去されて、シミ・シワを防ぐ効果も期待できます。

 

メタボリックシンドローム予防

スピルリナに含まれている抗酸化物質フィコシアニンによって、生活習慣病の予防・改善をすることができます。免疫力をアップさせる効果や、肥満を予防する効果もあります。

また、γリノレン酸の効果で、血圧を安定させたり、コレステロール値の上昇を抑えることができます。更に、オメガ3によって、中性脂肪を抑えたり、脂肪肝や高脂血症を改善することができます。

 

健康維持

免疫力が高くなるため、風邪を引きにくくなったり、花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を改善する効果があります。また、亜鉛と一緒に摂取することで、体内の金属が排出されやすくなるなどのデトックス効果もあります。

 

便秘・下痢予防

食物繊維と、蠕動運動に必要なビタミンB群の効果で、便秘を解消する効果があります。お腹が緩くなりやすい人は、腸内環境が整って、下痢をしなくなります。

 

眼精疲労

β-カロテンが多く含まれているため、眼精疲労や黄斑変性症の予防・改善交換があります。

 

スピルリナ配合の青汁『藻のすごい青汁』が話題!

スピルリナを配合した青汁として注目を集めている『藻のすごい青汁』には、話題のDICスピルリナが配合されています。スピルリナを選ぶ際には、環境だけでなく水質のよい徹底管理されたファームで育てられていることが大切です。その点、DICスピルリナは、1977年から自社ファームでスピルリナの生産から原末にするまで、一貫生産をしています。

現在、30ヵ国以上でDICスピルリナが愛用されていて、高い信頼を集めています。DICスピルリナは、細胞壁の硬いクロレラのように、粉砕加工をしなくても消化吸収率が95%と高いというメリットがあります。

藻のすごい青汁の主原料となる大麦若葉は、農薬を使用せず丁寧に栽培された国産のものを使用しています。飲みやすいように、ショ糖、難消化性デキストリン、麦芽糖、トレハロースで甘味が付けられていますが、どれも自然由来の甘味料なので安心です。添加物ももちろん、使われていません。

藻のすごい青汁には、胃酸で死滅せずに腸まで届くフェカリリス菌という乳酸菌が、1袋に1.5億個も配合されています。そのため、腸内環境を整えて、便秘を解消したり、免疫力を高くする効果があります。通常の乳酸菌よりも小さい球菌なので、腸の隅々にまで行き渡りやすいうえに、殺菌加熱しても死なない強い菌です。花粉症対策やアレルギー性鼻炎を改善する効果もあります。

1日1~3袋を目安に、100mlの水や牛乳、飲むヨーグルトなどで割って飲みます。通常の青汁よりもかなり色が濃いので、始めて水に溶かして飲む時はびっくりしますが、飲みにくいということはありません。味は、大麦若葉よりもスピルリナの味の方が勝っていて、少し磯の風味がします。

スピルリナに含まれているβカロテンや鉄分は、熱に強いので、クッキーやシフォンケーキなどお菓子作りにも使用することができます。

食事の前に飲んでおくと、脂肪の吸収を抑えることができます。運動の前後に飲むと、筋力アップや疲労回復効果が期待できます。また、お酒を飲む前と後に飲んでおくと、アルコールの代謝が促進されて、二日酔いを予防することができます。

藻のすごい青汁は、スピルリナと大麦若葉によって、脂肪燃焼や美肌効果、健康維持など様々な効果がパワーアップした状態で、体内に吸収させることができる魅力的な青汁です。

(商品レビューについては年明けに公開予定です。)

 

この記事を書いた人

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りんママ(管理人)
出産後、急に健康志向が強まり以前から興味のあった青汁を愛飲中。納得いくまで色々試すこだわり派であり、誰よりも「青汁を選ぶ難しさ」を感じているつもり。日本一青汁を飲み比べた主婦(?)として、自分の経験が誰かの役に立てばと思い「青汁のソムリエ」を立ち上げる。青汁最高!